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フリーライター藤谷千明の日記です

【日記】ふつうの日記(中年は見た!コンビニエンスストアと特殊詐欺)

こないだですね、用事を終えてお家に帰る途中、突然なんか疲れに襲われたので、目についたコンビニに入ってイートインでトマトジュース啜ってたんですよ。平日昼間。


「なんか疲れたな、歩きたくねーな、人類が2足歩行になったこと自体、おかしいのでは?」と、そのまま、自分しかおらんイートインスペースで、ストロー齧ってボザーっとしてたら、レジの方からわりと大きめの声が聞こえてきました。

「パソコンを見てただけなのに、ウイルスが…」

声の主は、高齢者。なんらかの金券的なカードで支払いをしろとアナウンスされたとのことで。

おやおや、絵に描いたような詐欺現場でございますわ。ホンマにあるんやね。

レジ担当の店員さんも、一生懸命高齢者の方を諭していらっしゃる。

「それは大変ですね、金額も大きいですし、一旦警察にご相談しませんか?」

即「警察」というワードを出してきたので、この辺はマニュアル化されているのかもしれない。しかしながら、いろいろ混乱していて、かつ不安なのか「でも…」と、食い下がる高齢者。

やりとりは数分間続いており(なお、平日ガラガラコンビニのため、他のお客さんが並んで困ることはなかった)、これはでしゃばりおばさんの出番かな? と、しゃしゃりでることを決意。

「わたしもそれ、詐欺だと思います。ニュースでよくやってる…。警察に相談したほうが…」

おせっかいおばさんの登場により、多数決でいうと2対1になったため、高齢者の方も「ああ…自分も最初から怪しいと思っていたんです」と3対0に。やったー! 「ですよねー、気づけてよかったです」と店員さんとおばさん、ふたりでにっこり。

こちとら老後的な連載もしているので、ネタのヒントにならんかなと、成り行き見守り隊として再度イートインに着席。わりとすぐお巡りさんが到着。その後15分くらいで、おそらく特殊詐欺担当の刑事さん(?)も到着。はやーい。

他人ごとのように眺めていたら、刑事さんがこちらに来る。わたし、悪いことしてないンゴ! まぁ普通に状況と、連絡先を聞かれました。こういう時に連絡先って聞かれるんですね。それと、お巡りさんが、店員さんのシフトの終わり時間を「大丈夫ですか?」と、確認してたのが、なんかよかったです。

 

さて、急に意見をひっくり返した高齢者の方に、一瞬オイオイとなったものの(もちろんそこは受け流したけど、表情に出てないといいな、そういうの、伝わるじゃん)、老いとプライドの折り合いの付け方ってむずかしいのでしょうね。不安だけどそれを認めることが出来ないプライドの問題。それを一概に否定するのも違うと思いますし。だって、それはきっと自分が行く道でもあるのだからね。しっかし、今の時点で技術の進化についていける自信がねーんだよなぁ。

 

 

 

じゃあ、またね。